津下本 耕太郎

2010.10.07

「関係性の仕掛け人」

津下本 耕太郎 - アライドアーキテクツ株式会社 マネージャー

津下本耕太郎さんは数年前に共通の客先でお知り合いになって、なかなか興味分野がかぶっていることもあり、同年代ということもあり、気が付けば意気投合していたという、ビジネスとも言い切れない、プライベートとも言い切れない不思議なご縁です。

日本でのソーシャルメディアが表舞台に出て来る前夜から、企業と顧客の関係性に取り組まれていて、僕自身、津下本さんとの情報交換の中で、考え身につけて来たことってスゴイ多いように思います。そんな「教えあう関係」については本文でも出てきますが、最新の事情も織り交ぜて、大いに語っていただきました。

企業と顧客の関係性

【加藤】 今回はいつも作ってもらっている人が多いので、仕切る側の人に話を聞いてみたいと思って、津下本さんにお願いしたんですけど。今モニプラってどういう説明のされ方をお客さんにされてるですか?

【津下本】モニプラ、結構お客さんによって目的が違うから難しいんですけど、ソーシャルメディア活用のプラットフォームです。モニプラは成り立ちが広告ニーズを満たすためのブログマーケティングを自社でできて、長く使えるというのをコンセプトとして始まってます。最近では、PRだったり、リサーチだったり、カスタマーサポートみたいなニュアンスを入れて活用している事例もあったり、ソーシャルメディアという概念にプラットフォーム自体も近づいてきていて、今すごい守備範囲が広いですね。

【加藤】 広告やって、広報やって、マーケティングの下準備的なこともできると。津下本さんってモニプラにはいつ頃から加わったんでしたっけ?

【津下本】サービス立ち上げ9ヶ月くらいでジョインした感じですね。

【加藤】 今の役割って、モニプラにおいてはどんな感じなんですか。

【津下本】たくさんの企業が喜んで長く使ってくれることが、うちにとっても幸せだし、そういうお客さん増やしていくというのが目的なんで、新規顧客開拓の営業部隊と別に、出展してもらった後に、ソーシャルメディアって言われるものってやはりちょっと難しいので、うまく使ってもらいながら、問題があったら解決したり、コンサルというと大げさなんですけど、お客さんをサポートしていく部隊があって、そっちの部隊の長ですね。

【加藤】 作る側って言うよりは顧客側。

【津下本】顧客方面ですね。で、声を吸収しながら作ってる感じです。

【加藤】 津下本さんとお知り合いになったのもそこでですものね。

【津下本】そうですね。

【加藤】 サービス作ることをこんなにわかっている人が、お客さんのところ来てくれるんだあと思って、感心しましたもん。

【津下本】直前まで営業やってましたけどね。

【加藤】 それは新規の。

【津下本】そう、新規。加藤さんと会う直前まで営業やってて、その前はブログマーケティングの単発型のサービスメディアをやっていて、その時はサービス側だったし、その前は営業だったし、その前は僕SEなんで。滅茶苦茶。

【加藤】 でもSEやってたり、開発側やってたのが役に立ってるというのも、一緒にお客さんのところお邪魔した時におっしゃってましたよね。

【津下本】サービス作る方も何回か今までの経験で見てるし、作るっていうのはサービスの形を定義するところも見てるし、僕最初のキャリアがSEでそれこそ製造業のDBから全部見てたという感じなので、何となく全体のイメージがつくのはすごい大きいですね、個人的には。

【加藤】 30歳なったじゃないですか。最近の新人さんとか見ててどうですか。

【津下本】人によるかなと思ってるけど、なんかおっさんみたいなこと言うと、自分絶対若くなれないわけじゃないですか。何でも選べて羨ましいなあと。基本的にはいい思いさせてあげたいし、僕は大企業から始めてるから、ベンチャーに早いうちに飛び込んでくるという感覚が、僕がそれくらいの年の頃にはなかったので。リスクと言えばリスクだし、それほどリスクだとは思ってない部分もあるんですけど。

【津下本】僕が前いたところがキャリア形成、人格形成に対して、すごい最適だったかというと微妙だし、今の会社は、自分でしっかり目標決めてやるには、そんなに組織大き過ぎないし、社長には声届くし、良い環境だと思います。ただ、自分で成長欲ないときついかも知れないですね。

【加藤】 こないだ紹介していただいた新人さんはすごいモチベーション高そうでしたよね。静かに燃え上がっている感じで。

【津下本】あの子いいんですよw。

ソーシャル、フラッシュ、だけれども

【加藤】 相変わらず、いわゆるお客さんのソーシャルメディアに関する関心って高いんですか?

【津下本】最近やっぱりTwitterへの関心が高いですね。大企業というか、ソーシャルメディアを学術的に研究しているような人たちよりは遅れてると思うんですけど、中小企業もこれまでのマーケティング手法の影響力に翳りが見えていたり、既存のマーケティングの効果が確実に弱まり続けている部分を実感されているので。頭打ち感が強い中で、うまく行っている事例があったり、何より面倒くさそうだけど楽しそうじゃないですか、Twitterって。

【加藤】 Twitter出てきた後に今までのマーケティング見るとすごい機械仕掛けというか。

【津下本】マーケティングファネルで言うところの確率論だったのが、パラダイムシフトが起きてて、全然形変わったなと思ってて。

【加藤】 品品プレミアムモールって始まってどれくらいでしたっけ?

【津下本】半月ちょっとですね。

【加藤】 できたてホヤホヤですね。フラッシュマーケティングの解説記事とか読むんですけど、アメリカで最初流行ったじゃないですか。それが日本に入ってきてネット企業が始めて。お客さんにはこういうメリットがあります、って書いてあるんですけど、それってまだ検証されてないですよね。日本のマーケットにフィットしているかもまだわからない。

【津下本】どこも共通しているメッセージって広告費の代替。安値になるんだけど、広告費がかからないで集客に繋がるのならペイはするじゃないですか、だったら消費者に還元してあげましょうというのがロジックです。でも、広告費ってどこから見てるかというと、顧客単価とかCPA(Cost Per Acquisition)から策定されてるんですけど、元々のマーケティングってリピート率も織り込んで、生涯の客単価(Life Time Value)と言われているものをベースにCPAを決めてるんです。それをソーシャルコマースに持ってきた時に、同じLife Time Valueが通用するかというのが問題で、安売りするのと天秤の材料にするものが検証されてないというのは、実は本当にチャレンジングというか、リスクを取ってる部分もありますね。

【加藤】 お客さんにとってもまだわかんないよという部分はあるという。

【津下本】でも、そうじゃない付加価値もたくさんあるから。広告じゃない形の、ソーシャルグラフ間の露出とか、体験を伴った伝播って価値があるし、体験者が価格的に安かろうと、商品とかサービスを通じた経験を増やして、その人の時間を使って、心に擦りこまれていったり、五感の何かを使って伝わっていったりとか、今まで攻められなかった領域にアプローチできてるというのは、意義があると思うんですよ。

【加藤】 しかも小さい会社ってそういうことし辛かったですよね。

【津下本】そうですよね、すごいことですよね。

【加藤】 前に話し聞いてて思ったのは、フラッシュマーケティングって大きいサービスって言うよりは結構小さいサービスで、むしろモニプラとかから見るとモジュール的なものなのかなあとも思ったんですけど。顧客企業とユーザを結びつけるBtoBtoCのビジネスの全く新しい要素というよりは、そこの関係性に付加されるものというか。そうすると一番最初におっしゃってた、ブログマーケティングから始まる長く使ってもらえるパートナーシップを築くという流れの中の一環なのかなあと。

【津下本】まあでも本当にHUBですよね。HUBみたいなサービスになれればと思っていて、プラットフォーマーにはどうせなれないから、企業のマーケティングプラットフォームという意味ではプラットフォームなんですけど。ソーシャルメディアサービスという意味でのプラットフォームで言うと一個上層だから。

【加藤】 TwitterとかFacebookとかって括りから見るとということですよね。

【津下本】結局その時々で消費者やターゲットユーザにとって良いプラットフォームを選んで、うちはそれに合わせてマーケティングの土台を変えていくという動きになって来ると思うんですけど。

【加藤】 でも、それも面白い話で、大きいプラットフォームはそれ確かに利益上がるんだろうけど、結構お客さんから離れたところに立つじゃないですか。細かいセグメントでお客さん見ていけなかったり、それこそ津下本さんがやっておられるように顧客フォローにお客さんのところに行くことができない規模の会社だったりする。これからプラットフォームどうなるかわからない、という時になったら、お客さんの近くにいるということはメリットになるんじゃないですかね。

【津下本】メリットになるし、勉強になりますよ。

【加藤】 そう!昔ご一緒した時もフィードバックでかなり色々直していただいてりしてましたものね。

【津下本】『グランズウェル』読んで、基本概念というか根本のフレームワークは絶対正しいんですけど、それを例えば日本の中小企業だったりとか、WEBにあまり不案内な人とかに、そのフレームワークで言われているようなことを落とし込もうとしても、すごいやらなきゃいけないこといっぱいあるんですよね。

【加藤】 『グランズウェル』読んでも解決策が書いてない問題が起こるっていうことですよね。

【津下本】そうそうそう、解決策っていうか、実行する前に理解してやっと一歩という。でも、理解しないと絶対正しい方向に進めない部分があるから、本当にそうなるの?というのは常に念頭に置きながら、そうするためにどういうアクションを取るかだと思っています。そういう意味で言うと中小企業ってニーズがシンプルですごい強いから、常にお客さんから宿題もらって、それって命題だと思うんですけど、仮説検証を繰り返して一緒に実現していくというプロセスが大事ですよね。

【加藤】 それってある意味お客さんと「教え合ってる」ということですよね。

【津下本】ユニークな企業さんがいっぱいいるんで、大企業でも担当者レベルではユニークな方とかおられると思うんですけど。

【加藤】 それは僕の仕事も遠からず近からずなんで。面白いお客さんに支えてもらっているというか。

【津下本】そうですよね。

このサービスは正しい、という感覚

【加藤】 「学び」みたいな話になると、「先生」になるのって面白くないなと思っていて、松村太郎さんがソーシャルメディアはPullでもPushでもなくTellだと言っていて、教え合うって関係性が一番健全ですよね。対人関係というか対企業関係というか。

【津下本】そうかも知れないです。全然、ソーシャルとか関係なく、そうかも知れないですね。すごいイメージ分かりますよ。

【加藤】 それは良かった。さっき、プラットフォームの話出ましたけど、AppleとかGoogleとかFacebookとかあるじゃないですか。割と最近、Appleは元々ハードの会社ですけど、Googleとかもハードに寄ってってるなあって感じがしてて、大きなプラットフォームって結局ネットだけで商売成立しなくなって来てるのかなあと思ったりするんですけど、その辺どう思います?

【津下本】いやあ、全くもって同感で、ネットの会社で働いてても、私生活はネットそこそこ程度だし、すごい月並なんですけど、ネットって結局実現するツール、手段の一つだから、むしろ目的意識をどう自分の中で定義するかで、その後は自由でいいから、ハードがあって、ソフトがあって、構造として。やっぱり手書きの手紙が一番心に伝わったりもするし、何か同じことを伝達したい時に携帯のメールが一番早いし、オープンなN発信ならネットだし。大事なことを伝える場合は、メールとかじゃなく会うことが大事。携帯のメールも早いけど、顔合わせることって人間関係でもメール送らないで会うとかが大事。企業のマーケティングでも同じだと思っていて、物理的に空気共有することがソリューションになるアクションは依然大切で、でも、ネットを中心にコミュニケーション手法がどんどん増えてるだけだと思うんですよね。

【加藤】 振り子みたいなイメージなんですけど、ネット出てきて利便性側がワーッと振れちゃって、家電量販店行ってもAmazonより値段が安いわけでもなく、一気に店舗数増やしたから製品に精通している店員さんがいるわけでもないから、送料無料とか24時間対応とか利便性が大きく振れちゃっただけに反対側のサービスの質も振れないとバランス取れないと思うんですよね。本屋とかね。

【津下本】消費者も変わってますよね。明らかに。『明日の広告』みたいな話で、変わってる。

【加藤】 でも企業と顧客の関係性があまりにもドライになってしまうと、と考えると、津下本さんがそこを補完する部分じゃないかと思うんですよね。

【津下本】たしかにそうですね。コミュニケーションプラットフォームとかファンサイトだっていう打ち出しもしているし、そっちにしたいなと思いますね。昔は一方的なブログマーケティングのプラットフォームって側面が強かったんで。

【加藤】 僕が昔話しうかがっていたときは、海外で言うとP&Gのような企業ファンコミュニティ。あのコミュニティという概念大事ですよね。コミット度を高める仕組みというか。そういう目的で逆にフラッシュマーケティングとかも動いているわけでしょう?

【津下本】うん、そうだと思いますね。商活動で買ったりすることってすごい重要で、揺るがざる接点じゃないですか、昔から企業と消費者の間で。だから、うちがサービス展開している中で欠けているピースの一つだったんですよね。

【加藤】 買うのは別のECサイトで、とかになってきてましたものね。でもそういうサイトって目的に最適化されているわけではないですものね。

【津下本】今にあってない気はしますね。うちはうちの強みでフラッシュマーケティングに参入するとしたらどうなんだって考えた時に、フラッシュマーケティングの単発の売り切り型で、勿論GroupOnとかリピーターついているでしょうけど、そういう思想よりは、モニプラがブログを単発やりきりだったのをプラットフォームにして継続性のある関係構築メディアにしたように、フラッシュマーケティングもリピーターを想像して、店舗が関係性を温めるプラットフォームにした方が絶対的に正しいだろうと。それをできるのは多分うちだけだろうなって流れなんですよね。

【津下本】ASP型でショップを持てて、その中でフラッシュマーケティングができるというプラットフォームを作れば、という発想ですね、うちは。多分正しいんじゃないかと皆社内で思いながら携わっていると思います。

もう一度世界が見たい

【加藤】 津下本さんこれから何かしたいとかあるんですか?でも今立ちあげてる最中だから大変なのか。

【津下本】100%僕の事業というわけじゃないですけど、割とメインでやっているから今の事業を仕上げたいというのと、僕37歳から2~3年世界旅行行こうと思ってて、マジでw。バックパッカーだから。

【加藤】 超楽しそう!でもリセットするの大事ですよね。

【津下本】リセットもそうだし、リセットじゃなくてもいいかなと思っていて、最近はスポンサーつけて旅行に出かけている人とかいるじゃないですか。息抜きに行くんじゃなくて、それまでの延長上で、めちゃくちゃ吸収して、アウトプットもして、旅にコミットしたいんですよね。僕写真好きだから、良いカメラ積んで行って来たいですね。学生時代も別に一台しか使ってないんですけど、予備で3台レンズ4本とか持ってインド行ったりしてて。

【加藤】 だって、沢木耕太郎風の作文があるっておっしゃってたじゃないですかw。

【津下本】そうそうそう。

【加藤】 ああ、楽しそう。

【津下本】バックパッカー楽しいし、自由だし、行き残したところ一杯あるから。

【加藤】 いいですね、僕の後輩も世界放浪だって言って、ブログ書きながら世界回ってますよ。彼とか帰って来たら絶対面白がられると思うんですよね。伊達公子さんがこないだ復活して活躍してるのとかすごいなと思っていて、仮定の話になってしまうけど、あの人が現役続けていて今の年であの強さがあったのかとか、今の種類の強さじゃなかったかも知れないなとか思うわけじゃないですか。だから、僕は津下本さんの世界行きを応援しますw。

【津下本】今考えても、学生時代にたかだか一ヵ月半とか休みを使って行ってるだけなんですけど、そのために準備して、行きたいなって思い立ってから頭で色々考えて、実際行くまで旅してて、それはすごい刺激で今の人格形成に大きく影響していると思うんです。日本って全然当たり前じゃないじゃん、みたいなことをハッと感じる瞬間だったりとか、喜怒哀楽もそうだし、自分の中で今だにブスブスに刺さっている部分があって、これ考えてもロジックにできないんですけど、また行っても、どうせいい刺激一杯得れるだろうな、という、根拠は全然ないんだけどすごい自信があるんです。

【加藤】 そうであるはずだ、という。

【津下本】エジプトカイロで全身紋々のめちゃくちゃワルい兄ちゃんと会って仲良くなったことがあったんですけど、その兄ちゃんが一つお前に教えておいてやると言って言ったのが、「借金して絶対旅行にいくな」だったんですよね。旅に出る時に妥協して、招かなくていいものを背負っていく必要はなくて、だから傷心旅行なんてあまりしたいと思いませんし、何か取りに行くつもりで行かないといけないと。だから、僕の中で「借金して旅行にいくな」は結構大事。

【加藤】 格言なんですね。

【津下本】多分その人は適当に言っただけだと思うんですけど、響いちゃって、未だに響いてるんですよ。それが。

【加藤】 なんかでもそれ色々なところで同じことを感じれそうな言葉ですね!

【津下本】そうですね。面白いなあ。

【加藤】 面白いですねえ。

津下本 耕太郎。1979年、東京都生まれ。上智大学理工学部卒業。

大手SIerで製鉄業システム構築のSEから、恵比寿WEBベンチャーのアライドアーキテクツ株式会社に転職。クチコミマーケティング事業会社立ち上げを経たのち自社に戻り、現在はSMM支援サービスであるモニプラ、ソーシャルコマースサービスである品品プレミアムモールにて、運用コンサルティング部門のマネージャー中。

楽しいクソガキ。生涯の3割は二日酔い。30カ国バックパッカー。和食とスコッチと一眼とドキュメンタリー映画好き。恥の多い人間です。

モニプラ

品品プレミアムモール

2016.08.28
渡邊 享子
「トントンカラリと回すサイクル」

石巻に出かけるようになって、何人もの若ものと知り合って来ました。そのうちの一人が渡邊享子さん。震災直後からゼミ生として石巻に入って、この5年間、石巻に住み、石巻に根ざして、街のことに取り組んで来た一人です。 これまでにユ […]

2016.08.23
モリジュンヤ
「広義の編集、狭義の編集」

その存在は意識していた、って書くとなんか大袈裟だけれど、フリーランスとして仕事しつつ、気になっていた人の一人がモリジュンヤ君でした。とても筋の良い仕事をする人だなと思って眺めていた。 そんなジュンヤ君と昨年末少ししっかり […]

2016.08.18
鵜川 洋明
「水、流るるを、樂しむ」

僕も関わる児童養護施設を退所する若もののための奨学金支援プログラム、カナエールでトレーニングチームのリーダーをしているのが、うーさんこと鵜川洋明さんです。カナエルンジャー(奨学生)とエンパワチーム(社会人ボランティア)が […]

2016.01.15
太田 サヤカ
「問うデザイン、問われるデザイン」

以前、ET Luv.Lab.で取材させていただいた、イトナブの古山さんから、僕や仲間内のデザイナーのところを1日ずつ、新入社員を武者修行して回らせたいというご相談をいただいたのが2年前の春のこと。トランク片手に仙台から東 […]

2015.08.07
井口 拓磨
「聴こえてくる音楽、その風景」

水族館の音楽のデザイン、そんな少し変わった仕事をしている人を、以前中華街で紹介してもらいました。僕はそこでサウンドスケープ、という言葉を初めて教えてもらいました。音のランドスケープ?、なかなか難しそう。 僕は楽器がからき […]

2015.06.22
葛原 信太郎
「編集が生むのは、活力」

「あれ、Twitterが似顔絵のアイコンの人ですよね?」久し振りに言われたなと思いました。 仕事仲間の鎌倉オフィスのオープニングパーティで知り合った葛原信太郎君は、アースガーデンというメディアの編集長。ただ、日本の「揺れ […]

2015.05.26
小高 朋子
「作り手の担い手」

「仕事の相談があるのですがー」、久し振りにご連絡いただいた小高朋子さん。Facebookで全国津々浦々飛び回っているのは拝見していて、いずれまたお話したい人の一人でした。じっくり腰を据えて話すのは、実は今回の取材がほぼ初 […]

2015.05.17
網谷 勇気
「カミングアウトが拓くもの」

実行委員として関わっている児童養護施設からの進学を応援する奨学金支援プログラム、カナエールで一緒に仕事することになったのが、網谷勇気さんでした。プロジェクト内では皆ニックネームなので、今回の取材でも「あーみー」と呼んでい […]

2014.03.20
中村 優
「旅するレシピ」

中村優さんと出会ったのは、クライアントのレストランでのディナー・パーティの時でした。隣の席にたまたま座っていた優さんとは当然初対面で、ただ、なんか美味しそうに美味しそうなものの話する人だなあと思っていて、でもお互いあんま […]

2014.01.01
山本 浩司
「歴史家が紐解くプロジェクト・デザインいまむかし」

浩司君がTEDに出る。そんな話を聞いたのは2年前のことですか。イギリスで歴史家として産業革命時代の経済や商業の歴史を研究する山本さんとは、頻繁には会わずとも、たまに飯を食いながら意見交換する仲です。歴史家という響きとは裏 […]

2013.12.24
岡崎 研太郎
「アートがもたらす医療現場へのエンパワーメント」

あれは今から数年前のこと。クライアントのご親族にお医者様がおられて、僕に仕事の相談があるとおっしゃる。お医者様からの仕事というので、病院か、学会か、と思いきや、ご相談されたのは「糖尿病劇場」という何ともユニークなプロジェ […]

2013.11.03
村上 玲子
「人、そこに在る暮らし、そこを巡るは旅人」

村上玲子さんは、お世話になっている方が開いた懇親会でお話しする機会があって、ただ、ソーシャル・メディアでは繋がりつつも、以降お会いする機会はなく。なんですが、僕があっち行ってると、翌日くらいから玲子さんがそこにいるのをソ […]

2013.10.10
茂木 隆宏
「横浜の創造力の舳先に」

横浜在住で自宅勤務であるにもかかわらず、これまで横浜で仕事したのは片手で数えられるほど。ちょうど、この1年くらい、少し横浜で何か行われているのか、ということに興味を持ってから、よく耳にしていた名前が「ノガン」という会社で […]

2013.05.20
越水 大輔
「ローカルにコミットする躍動感」

越水大輔さんはフリーランスのWEBデザイナーで、福岡に1年。僕とはちょうど1年ほど前に、ETのWEB経由でお声がけいただき、一度だけ横浜の喫茶店でお話しをしました。彼はその後、福岡に移り住み、僕もちょうど色々な場所と仕事 […]

2013.04.01
古山 隆幸
「復興のカリキュラム」

古山隆幸さんとは年次がほぼ一緒で、学生時代からWEBの仕事をしていたことも共通で、昨夏、石巻2.0の小泉瑛一君に紹介してもらって以来、UX X Talkというハングアウトイベントを石巻工業高校の生徒さん向けに企画したり、 […]

2013.03.27
礒貝 日月
「出版ボン・ボヤージュ」

大学のラグビーの後輩に、「加藤さんに、そいつだけは紹介したい、という人間がいるんです」と言われていて、そういうことをその後輩が言うのも珍しいので、ドキドキしながら丸の内に出かけたのが昨年の秋。礒貝日月君とはそれ以来、同じ […]

2013.03.20
東 宏樹
「揺れやすさ、というファクト」

昨年末出かけたTEDxKeioSFCで、ちょっと懐かしい顔と再会しました。東君は大学の後輩なんですが、例によって社会人になってからの知り合い。鎌倉でこんなことをやってみたい、みたいな話を酒飲みながら聞かせてもらったりして […]

2013.01.29
舟越 奈都子
「アートへのホスピタリティ」

僕が9月に石巻に行ったのは一時画伯というプロジェクトのワークショップのサポートスタッフとしてでした。実は一時画伯に関しては僕はそもそもWEB制作を仕事として請けていて、そういう意味では外部からお手伝いする立場だったのです […]

2013.01.11
植村 百合香
「踏み入って、踏み留まって、踏み進める」

「ちっちゃい怪獣連れて行くね」、そう言われてブリッジフォースマイルというNPOに勤めている友達に紹介されたのが、植村百合香さんでした。初対面の時は別に彼女のプロジェクトの詳細を聞くわけでもなく、ただなんとなくこの子、大物 […]

2012.11.27
坂田 一倫
「Non-Designer UXer」

高校と大学のラグビーの後輩にあたる坂田一倫君。学生の頃からデザインが好きだったようで、ただ、僕とはちょっと違う志向性だったようで。彼の口から、徐々にUXという言葉を聞くようになって、気がつけば、UXの専門家として仕事をす […]

2012.11.18
小野 梨奈
「働き方の未来予想図」

ナンパされたシリーズ。今年に入って、Twitterで仕事のお声がけいただいたのが、フリーランス、Webプロデューサーの小野梨奈さん。とは言え、何となく僕も存じ上げていて、お話したところ、共通の友人の話にもなり、行けそうだ […]

2012.10.04
北見 友和
「続けることを繋げる、繋げることを続ける」

10年前から上永谷にあったレゲエバー、CRISE。歩いて30分ほどの所に住んでいたのに、僕が知ったのはつい昨年のこと。そこのカウンター越しに知り合ったのが、北見友和さんでした。日本料理を銀座で修行し、数千人規模の屋外ライ […]

2012.09.21
山本 泰広
「笑うPMには福来る」

先日、「僕のチームの後輩に酒飲みながら話してもらえませんか?」という、ちょっと風変わりなオファーをくださったのは、ネットサービス企業でプロジェクト・マネージャーをしている山本泰広さん。同じ横浜市民ということもあり、飲みの […]

2012.09.15
marico
「モノを作る、場を作る、時間を作る」

男ですし、そんなにアクセサリーとかは持ってないのですが、maricoさんにオーダーしたグラスループは今も愛用しています。maricoさんとは友人に紹介された社会人サークルみたいなところで知り合って、だから5年ほど前でしょ […]

2012.07.01
中村 こども
「楽しかったら重くないんだ」

「すいません、ピントが合ってませんでした。。。」そんなET Luv.Lab.始まって以来の大失態を犯してしまったのが、今回の中村こどもさんへの取材です。実は僕は中村さんにレンズを一本お借りしていて、だから、そのレンズを借 […]

2012.04.14
黒田 和宏
「企業と個人を結ぶもの」

まだ僕が学生時代にデザイン会社の仕事をパートタイムのスタッフとして手伝っていた頃のこと(別に出社とかなかったけど)。その僕を手伝ってくれていたのが同じSFCに在籍していた1年下の黒田和宏君でした。そこでの仕事が終わって、 […]

2012.03.29
景山 泰考
「ロジックを調律する男」

「やーまん」「やーまん」「やーまん」と本当に知り合ったその日からべったりお世話になっているのが景山君こと、「やーまん」です。お互い何かを説明する時に、いきなり結論を持ち出してもきちんとコミュニケーションが取れる、という意 […]

2012.03.26
浜本 階生
「ソーシャルグラフとアルゴリズムが導く行方」

Blogopolisを知っていますか。10人に見せると10人が「スゲー!」という、僕の経験の中でも類まれなサービスです。それを作っている個人と知り合える!と聞いて、お邪魔した用賀エンジニア焼肉会が浜本さんとの出会いでした […]

2012.03.08
小泉 瑛一
「On the frontline」

小泉君と僕の関係性を説明するに、横浜の飲み仲間です、以上の説明がないのですが、彼が横浜国立大学の建築学生の時に、ひょんなことから知り合って、せっかく地元の若者なので、色々な会に連れて行って、なんか面白いことになればいいな […]

2012.02.21
大嶋 英幹 / 水口 一
「デザインに人の温かみが降りてゆく」

僕が鎌倉でお世話になっている代理人の方が「面白い人達に会いましたよ」とある日おっしゃった。あの時「じゃあ、紹介してください」、その一言が言えなかったら、きっと僕が「はせのわ」に携わることはなかったでしょう。 鎌倉にあるツ […]

2011.11.12
畠山 千春
「見えやすくする、触れやすくする、慈しみやすくする」

僕をして、エコ、という言葉を誰も想起し得ないと思いますが、随分前に、green drinks Tokyoというパーティにうかがった際にご紹介いただいたのが、当時グリーンズでインターン中の畠山さんでした。ちょうど就職活動の […]

2011.10.21
松村 太郎
「その境界を超えてゆけ」

2007年3月、kosukekato.comの読者から一通のメールが届きました。「ブログでナンパした」「ブログでナンパされた」という話は、どこかしこでしている話ではあるのですが、実は中学と大学の後輩であった松村太郎君と知 […]

2011.06.14
徳本 昌大
「コミュニケーションの今」

僕がいつもと少し毛色の違うプロジェクトにアサインしていただいた時に、そのプロジェクトでお世話になったのが、「ソーシャルおじさん」こと徳本昌大さんでした。お仕事の合間にET Luv.Lab.のことをお話ししましたところ、快 […]

2011.04.12
すわ だいすけ
「Still Together」

3月11日、地震がありました。今も余震や原発事故など、予断は許さない状況ではあると思います。いつまでも休眠させずに、ET Luv.Lab.も動かしたい、でも地震の後に、その話を避けて通らず、でもET Luv.Lab.らし […]

2011.03.04
迫田 大地
「人と情報のパッシング・ポイント」

WEBデザイナーの迫田大地さんと付き合いだしたのは遂最近。実はこういう仕事をしている癖にWEBデザイナーの知り合いってとても少ないんです。しかし話してみると、同じ80年生まれということもあり、WEBの入り口から、仕事に転 […]

2011.02.19
丸岡 和人
「次代の起業家精神を描く」

丸岡和人君とは、今は無き、「用賀エンジニア焼肉」で何回かご一緒して以来のご縁です。何となくお互いの仕事を知ってはいたし、出身校も一緒だったので、シンパシーは感じていましたけど、よくよく考えれば今回の取材が2人で仕事につい […]

2010.12.09
小島 希世子
「火の国の女、肥の国の母」

小島希世子さんとは大学時代の親友で、ともすれば悪友で、お酒を飲みながら20歳前後に議論を交わした朋友です。農業の世界を生業にする数少ない友人で、僕もいつも勉強させてもらってます。 2年前の法人設立の際には、僕もCIやWE […]

2010.11.11
原田 均
「社会にコミットするエンジニア」

グラウンドの仲間シリーズ、原田均君は28歳にして既に検索プラットフォームを手掛けるネット企業のCTOで、この夏、僕も会社のWEBサイトを手伝わせてもらいました。原田君の世界を放浪した話、などもかなり面白いのですが、今回は […]

2010.10.07
津下本 耕太郎
「関係性の仕掛け人」

津下本耕太郎さんは数年前に共通の客先でお知り合いになって、なかなか興味分野がかぶっていることもあり、同年代ということもあり、気が付けば意気投合していたという、ビジネスとも言い切れない、プライベートとも言い切れない不思議な […]

2010.09.25
三橋 ゆか里
「I am a TechDoll.」

後輩が独立したと聞き、会ってみたのが半年前。それからあれよあれよという間に活躍されているのがウェブディレクターでライターの三橋ゆか里さんです。先日もYahoo!ニュースに三橋さんが書いた記事が載っていたらしく、一緒に飲ん […]

2010.07.01
須藤 優
「面白い人を拡張する」

形式は違えど、JunkStageというのは、ET Luv.Lab.の良い見本なのだと思うんです。56名のライターを抱え、コラムサイトを運営しつつ、フリーペーパーを出したり、イベントをしたり、新しいサービスも始まるようです […]

2010.06.04
松下 弓月
「非日常性への回路」

「今日はお坊さんと食事に行きます」なんて友人に言うとびっくりされるのですが、松下弓月さんは平塚宝善院の副住職であり、超宗派仏教徒によるインターネット寺院、彼岸寺のメンバーでもあり、最近ではUstreamなどでも積極的にイ […]

2010.05.15
福山 泰史
「アマプロ混在の時代に思うこと」

同世代で自分よりフリーランサー歴が長い人、と言うと、実はそんなに多くはなかったりするのですが、音楽プロデューサーの福山泰史君は僕より2つ年下。 20歳の時に独立し、それから9年もの間、フリーの音楽プロデューサーとして業界 […]

2010.03.09
児玉 哲彦
「アーキテクチャからデザインする」

児玉哲彦さんとは母校のOpen Research Forumというイベントでゲリラトークセッションに飛び入り参加させていただいた時に知り合いました。それから何度かゆっくりお話をする機会が持て、僕はビジネス寄り、児玉さんは […]

2010.02.25
神谷 真人
「芝居と生きる、芝居を生きる」

3年B組16番加藤康祐、3年B組17番神谷真士。中学のクラスメイトで、出席番号が並びだった神谷君と再会したのは社会人になってからでした。話を聞いてビックリ。「脱サラして舞台俳優をしている」とおっしゃる。ある意味、僕とはフ […]

2010.02.23
野口 尚子
「余白を埋める、余白を作る」

各所で話題の僕の似顔絵入り名刺ですが、実は印刷の余白Lab.の野口尚子さんにコーディネートをお願いしたもので、ブラックメタリックの箔押しにグレーのラメ入りの紙がお気に入りで愛用させてもらっています。独立前に知り合いました […]

2010.02.09
小林 朋子
「Twitter文化はサロン文化」

サヴォアール・ヴィーヴルって言葉、初めて耳にする方も多いのではないかと思います。鎌倉でサヴォアール・ヴィーヴルサロン、ロザリウムを主宰されている小林朋子さんは、ETの古くからのお客様で、ご家族の皆様にもいつもお世話になっ […]

2010.02.05
北山 朝也
「エンジニアリングと幸せの定義」

ET Luv.Lab.記念すべき第一回目ゲストはエンジニアの北山朝也君です。北山君とはグラウンドで一緒に汗を流した仲でもあり、社会人になってからも折々で酒を酌み交わしがてら話をしあう親友です。北山君とは付き合いが長いです […]

2010.01.27
加藤 康祐
「人がメディアになる時代」

ブランディングの仕事をしていると、結局最終的にはブランドの価値がいかにして、「人」に反映されるか、ということに勘所があるように思います。何か同じようなことが、スゴイ勢いで情報の世界にも起こっているな、ということを下記の文 […]